そんな方とその親近者,そして治療に当たる方へのガイド
強迫性障害 Web へようこそ。この Web サイトは、強迫性障害の診断・治療・マネージメントについての情報提供を目指しています。
気持ちを押えようとしても,押さえることができずに,考えや疑いがわき起こって来て,何度も手を洗ったり,確かめたり,用心しすぎたりするようなことがありますか。例えば,汚れが気になってよく手を洗う(潔癖症,不潔恐怖),忘れ物をしたのではないかと考えて確かめる(確認強迫),誰かに迷惑をかけたのではないかと考えてまわりの人に確かめるなどを主な症状とする精神障害を強迫性障害(強迫神経症)と呼びます。
強迫性障害の研究と治療の進歩は1980年以降の精神医学の変化を代表しています。強迫性障害は難治性から治療可能な精神障害に変わり,セロトニン仮説の基になりました。現在は,認知行動療法と薬物療法による評価の定まった治療法があります。この方法で8割以上の方に対して,完治とは行かないまでも通常の生活が行える程度には治療できるようになりました。
しかし,進歩が早いために医療関係者の中でも強迫性障害の治療はまだ十分には知られていません。また強迫性障害に対する認知行動療法を実施できる治療者・施設がわずかしかないことも事実です。
この結果,強迫性障害に悩む方が医療機関にかかったときに受ける治療には,ずいぶんバラツキがあります。
このホームページは強迫性障害に悩まされている方やその親近者,そして治療に当たっている方に役立つ医療情報を提供することを目指しています。
Last updated: 02/18/2008 15:02:57
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