原井宏明の情報公開
原井のブログ〜やさしい精神科医療の選び方〜 OCDの会(自助グループ)
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略歴・連絡先

連絡先

なごやメンタルクリニック
住所: 〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル6F
電話: 052-453-5251
ファックス: 052-453-6741
和楽会のホームページ: http://www.fuanclinic.com/
原井のホームページ: http://harai.main.jp/
メールアドレス: メールアドレス

略歴(260字)

1984年 岐阜大学医学部卒業,ミシガン大学文学部に留学(文化人類学専攻)
1985年 神戸大学精神科で研修。
1986年 国立肥前療養所に就職,山上敏子先生から行動療法を学ぶ。
1998年 国立菊池病院に転勤。精神科医長。
うつ病や不安障害,薬物依存の専門外来と治験などを担当。
2000,2001年 ハワイ大学精神科アルコール薬物部門に留学。
2003年 臨床研究部長。
2007年 診療部長。
2008年 医療法人和楽会なごやメンタルクリニック院長
精神保健指定医,精神科専門医,日本行動療法学会認定専門行動療法士,動機づけ面接トレーナー
2013年 Associate Clinical Professor, Department of Psychiatry, University of Hawai'i (ハワイ大学精神科臨床准教授)
主な著書・訳書
    著書
  • 「不安症」に気づいて治すノート(すばる舎)2016
  • うつ・不安・不眠の薬の減らし方(秀和システム)2012
  • 方法としての動機づけ面接(岩崎学術出版)2012
  • 図解やさしくわかる強迫性障害―上手に理解し治療する(ナツメ社)(共著)2012
  • 対人援助職のための認知・行動療法―マニュアルから抜けだしたい臨床家の道具箱(金剛出版)2011
  • Termination with Japanese Clients. A Clinician’s Guide to the Theory and Practice of Termination in Psychotherapy(Routledge/Taylor & Francis)(分担)2007
  • 不安障害の臨床心理学(叢書 実証にもとづく臨床心理学)(東京大学出版)(分担)2006
  • マルチラテラル心理学(CD-ROM版)有斐閣)(分担)2006
  • 臨床心理学キーワード臨床心理学キーワード(有斐閣)(分担)2005
  • 人はなぜ人を恐れるか(日本評論社)(分担)2000
  • 訳書
  • ガワンデ『死すべき定め』死にゆく人に何ができるか(みすず書房)2016
  • ローゼングレン『動機づけ面接を身につける』一人でもできるエクササイズ集(星和書店)2013
  • ガワンデ『医師は最善を尽くしているか』医療現場の常識を変えた11のエピソード(みすず書房)2013
  • ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をはじめる セルフヘルプのためのワークブック(星和書店)(共訳)2010
  • 認知行動療法による子どもの強迫性障害治療プログラム―OCDをやっつけろ!(岩崎学術出版)(共訳)2008
  • Textbook of Anxiety Disorder 不安障害(日本評論社)(共訳)2005

略歴(1300字)

学歴
1978年 昭和53年3月 ヴィアトール学園洛星高等学校卒業
  昭和53年4月 岐阜大学医学部医学科入学
1983年 昭和59年3月 同 卒業
1984年 昭和59年6月 神戸大学医学部研修生入学
  昭和59年9月 ロータリー奨学金にてミシガン大学3年次編入 文化人類学専攻
1985年 昭和60年5月 同 中退
2003年 昭和60年6月 神戸大学医学部研修生 退学
職歴
1985年 昭和60年7月 神戸大学医学部精神科医員(研修医)
1986年 昭和61年7月 国立肥前療養所厚生技官(医師)
1998年 平成10年6月 国立療養所菊池病院へ転勤
  平成10年10月 精神科医長に昇任
2000年 平成12年1〜2月,
平成13年1〜3月
ハワイ大学医学部精神科アルコール薬物部門に
留学(Visiting Scholar)
2003年 平成15年4月1日 臨床研究部長に昇任
2004年 平成16年4月1日 独立行政法人国立病院機構 菊池病院に名称変更
2007年 平成19年4月1日 同 診療部長に出向
2008年 平成20年1月1日 医療法人和楽会に就職(なごやメンタルクリニック院長)
2013年 平成25年8月12日 ハワイ大学精神科臨床准教授に就任
嘱託として,
熊本県精神保健福祉センター(平成11年4月〜平成17年3月)
専門領域

気分障害や不安障害,物質使用性障害の治療,行動療法,EBM,精神症状評価,薬効評価

研究

受託研究費による研究 最近のもののみ
厚生科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)「パニック障害を主とするストレス関連疾患に関する医療実態の調査」分担研究者,
「重度精神障害者の治療及び治療効果等のモニタリングに関する研究」研究協力者など

受託研究

過去数年間は,不安障害やうつ病,双極性障害,統合失調症などについては数社から責任医師として試験を受託した。

2016年現在受託しているもの
小児の統合失調症に対する臨床試験 (プラセボ対照二重盲検無作為割り付け)
双極性障害に対する臨床試験 (プラセボ対照二重盲検無作為割り付け)
成人のうつ病に対する臨床試験 (プラセボ対照二重盲検無作為割り付け)

教育歴
1987〜1995年 国立久留米病院附属看護学校 非常勤講師 精神医学に関する講義を担当
1992〜1999年 国際協力事業団主催による国際集団研修 
地域保健指導者コースにおけるアルコール依存症対策講師(英語)
1997〜1998年 佐賀大学非常勤講師 全学教育センターにおいて精神保健に関する講義を担当
2015年〜 金城学院大学非常勤講師 教養科目 "Topics in Comparative Culture"
ワークショップ開催経歴

動機づけ面接は2004年のWorld Congress of Behavior and Cognitive Therapiesのときから,毎年数回開催している。対象はメンタルヘルス関係者,保護観察所や裁判所関係者である。
強迫性障害はOCDの会主催の研修会にて毎年開催している。

英語・日本語通訳歴

1984年から,Hans. J. Eysenck Ph.D,Joseph H. Berke M.D., Phillip Barker RN, Isaac Marks M.D., William Hanning M.D., William T. O'Donohue Ph.D. , Michelle Craske Ph. D.らが来日した際の講演で,通訳を行っている。

資格

医師,精神保健指定医,日本認知・行動療法学会認定専門行動療法士,
日本精神神経学会認定精神科専門医
Member of Motivational Interviewing Network of Trainers(Trained in Crete, 2004)

所属学会

日本精神神経学会,日本認知・行動療法学会,日本行動科学学会,日本アルコール薬物医学会,American Psychological Association, American Psychiatric Association, Association for Behavioral and Cognitive Therapies (Formerly Association for Advancement of Behavior Therapy), Motivational Interviewing Network of Trainers,日本児童青年期精神医学会

役職など

日本認知・行動療法学会(旧日本行動療法学会)常任理事 学会誌「行動療法研究」編集委員長(2010年4月から2016年5月まで) 代議員(2016年6月から)
MINT Inc. (Motivational Interviewing Network of Trainers) Board of Directors(2012年11月から2015年11月まで)
日本動機づけ面接協会 代表理事(2012年10月から)
OCDの会 世話人

業績 近年のもの

論文
  • Furukawa, T. A., Fujita, A., Harai, H., Yoshimura, R., Kitamura, T., & Takahashi, K. (2007). Definitions of recovery and outcomes of major depression: results from a 10-year follow-up. Acta Psychiatr Scand, 117(1), 35-40.
  • 岡嶋美代, 橋本加代, 野口由香, & 原井宏明. (2007). 【強迫の診立てと治療】 強迫性障害の治療アウトカム. 精神科治療学, 22(5), 509-516.
  • 岡嶋美代, & 原井宏明. (2007). 注射恐怖の重症例に対するエクスポージャーとApplied Tension. 行動療法研究, 33(2), 171-183.
  • 原井宏明. (2006). 心身症の治療 動機づけ面接 行動変容を起こすためのコミュニケーション, 心療内科(1342-9892) (Vol. 10, pp. 403-412).
  • 原井宏明,岡嶋美代,&中島俊. (2007). 社会不安障害の薬物療法 ―臨床試験と一般臨床の違い・認知行動療法との併用―. 臨床精神医学, 36(12), 124-138.
  • 原井宏明. (2007). 不快な情動に対する認知行動療法 -不安とうつに共通するものと異なるもの,そして治療-. 分子精神医学(1345-9082), 7(4), 96-97.
  • 原井宏明. (2008). 治験責任医師の仕事から学んだこと:プラセボ反応と臨床家のバイアス. 行動科学, 46(2), 3-12.
  • 原井宏明, & 岡嶋美代. (2008). 不安障害に対する認知行動療法. 認知療法研究, 1(1), 67-65.
  • 原井宏明. (2009). ACT=ことばの力をスルリとかわす新次元の認知行動療法〈臨床編〉全般性不安障害に対する適用 こころのりんしょうa・la・carte, 28(1), 131-137.
  • 原井宏明. (2009). 不安の基礎科学 条件づけと脳生理 不安障害臨床における基礎理論の役割. 不安障害研究, 1(1), 185-189.
  • 原井宏明, & 岡嶋美代. (2009). 【対人恐怖】 対人恐怖を何で治すのか? EBMの視点. こころの科学(147), 59-66.
  • 原井宏明, 岡嶋美代, & 正木美奈. (2010). 薬をどう使い終わればよいか -抗うつ薬も止めるのが難しい−. 精神科治療学, 25(3), 347−352.
著書・章,分担執筆
  • Harai, H., Okajima, Miyo. (2007). Termination with Japanese Clients. In W. O'Donohue, Cucciare, Michael A. (Ed.), A Clinician’s Guide to the Theory and Practice of Termination in Psychotherapy. New York: Routledge.
  • 原井宏明. (2006). 【うつ病のすべて】 精神療法・他 うつ病の治療と医療の近年の発展と最近の論議 治療法の選択を決めるもの, 医学のあゆみ(0039-2359) (Vol. 219, pp. 976-983).
  • 原井宏明. (2006). パニック障害と医療経済 -経済学はパニック障害の治療に使える?-. In 竹内龍雄 (Ed.), 新しい診断と治療のABC40 パニック障害 (pp. 237-249). 東京: 最新医学社.
  • 原井宏明. (2006). 社会恐怖/社会不安障害. In 丹野義彦 坂野雄二, 杉浦義典 (Ed.), 不安障害の臨床心理学 (pp. 55-74). 東京: 東京大学出版会.
  • 原井宏明. (2006). 第3章 依存症における動機づけ面接ワークショップ. In 西田隆男 (Ed.), アディクション・カウンセラー養成講座 (pp. 28-93). 東京: 東京ダルク支援センター.
  • 原井宏明. (2006). 第15章 動機づけ面接とACT 〜MI ACTing? 私はACTしているのか?. In 武藤崇 (Ed.), アクセプタンス&コミットメントセラピーの文脈 (pp. 289-310). 東京: ブレーン出版.
  • 原井宏明, & 岡嶋美代. (印刷中). エクスポージャー療法. In 内山喜久雄 & 坂野雄二 (Eds.), 認知行動療法の技法と臨床. 東京: 日本評論社.
  • 原井宏明, 佐々木淳, & 岡嶋美代. (2005). SADの診断. In 上島国利 (Ed.), SSRIとSAD (Vol. 7, pp. 31-40). 東京: ライフサイエンス.
  • 野口由香, 原井宏明, & 岡嶋美代. (2006). 行動療法1 エクスポージャーと儀式妨害. In 原田誠一 (Ed.), 強迫性障害治療ハンドブック (pp. 140-155). 東京: 金剛出版.
翻訳
  • S.Cヘイズ,S.スミス著 (武藤崇, 原井宏明, 吉岡昌子 & 岡嶋美代 訳) あなたの人生をはじめるためのワークブック,「こころ」との新しい付き合い方 アクセプタンス&コミットメント. (2008),ブレーン出版 (Hays, S., C., & Smith, S. (2005). Get out of your mind into your life)
  • J.Sマーチ,K.ミュレ著 (原井宏明,岡嶋美代 訳) 認知行動療法による子どもの強迫性障害治療プログラム -OCDをやっつけろ!−(2009),岩崎学術出版(March, J.S., Mulle, K. (1998). OCD in Children and SAdolescents, A Cognitive-Behavioral Treatment Manual)
一言

神戸大学から統合失調症を診療するつもりで,肥前療養所に来たら,山上先生がおられました。言われるがまま,神経症患者に対するSST,主張性訓練から行動療法を始めました。そして,気分障害,薬物依存と手を広げてきました。九州は行動療法が盛んなところです。しかし,熊本には本当に誰もいませんでした。強迫性障害などの不安障害の治療については,熊本県唯一の専門施設です。菊池病院は強迫性障害については全国版の治療施設になっていました。一方,菊池病院からはスタッフがいなくなり,患者さんのニードに応じることが次第に難しくなっていきました。国立病院として行政から求められるニードも増してきて,私は行動療法家を続けるか,国立病院の職員を続けるかのどちらかを選ばなくてはならなくなりました。2008年に前者を選んだ,ということになります。

薬物依存も菊池病院でゼロからスタートしました。認知行動療法を専門にする私にとって,覚醒剤がUCLAのMatrixプログラムにつながり,それが動機づけ面接につながるのはごく自然な流れでした。この方法を身につけてから私の診療のスタイルはずいぶん変わりました。菊池に来た頃最初のころに手がけた強迫性障害の患者さんとの面接記録を今読むと,自分でも吹き出しそうになります。

認知行動療法は過去22年,動機づけ面接は過去6年間私がやってきたことです。これらが最近,日本で注目されるようになりました。私の役割の重さを感じています。今,本を書いているところです。言語や価値観,判断行動に対する行動分析学の貢献は予想以上のものがあり,わくわくします。人間は限定合理的に行動し,感情で物事を判断する,言語は身内のゴシップと貴重な情報にただ乗りする不逞の輩を嵌めるために進化した,なんて面白いです。日常生活していたら当たり前のことですが。

治験を手がけています。菊池病院にいるとき,治験のおかげで自前で研究費を捻出し,学会への旅費も出せるようになりました。しかし,治験はお金のためだけではありません。薬品の治験を行うことが精神療法の治験に将来つながると考えています。多施設共同で多数の患者を広告で集めて,厳密な評価を10週間続けて行う,ということは,通常のプライベートな研究では望み得ないものです。不安障害の治験に組み合わせて,認知行動療法の試験も行えるようになることが将来の夢です。

自分の人生を振り返ると面白いことに気がつきます。子どものころ,私は自分を引っ込み思案で口べただと思っていました。中学で演劇部に入ったのはそれを治すためでした。そして中1で演劇部に入るというのは私だけだったからでもあります。体育も苦手でした。大学では水泳部に入りました。運動嫌いを治すためでした。大学医学部で水泳部に入ったのは私を含めて二人だけだったからでもあります。自分が苦手にしていること,人がやらないこと,を好きこのんでする,という癖が幼い頃からあるようです。自分の劣等感を治すためだったり,競争相手が多いところを避けるためだったりということでしょう。理由はどうあれ,困難であり,他の人がやらないこと,かつ大事なことは,私のやるべき課題だ,と思っています。誰でもやれる楽な商売の誘惑に負けないように。


Last updated: 12/19/2010 14:08:02
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