松岡弘修,原井宏明(2012)行動療法,臨床精神医学 41(8),981-989

行動療法は一つの技法を指すのではなく,その時代において最も効果的で確実な行動変容のための技法を集めた,技術の集合体である。そしてそれは19世紀末の学習実験に端を発して以来,今もなお発展を続けている。現在においては行動活性化,暴露反応妨害法,随伴性マネジメント,ハビットリバーサル,動機づけ面接など,エビデンスをもついくつもの技法が臨床に用いられ,うつ病や不安障害,物質使用障害,発達障害などに高い効果を上げており,対象を限定しないといえる。これらの技法の適応をエビデンスとともに紹介する。

キーワード 行動療法,行動活性化,エクスポージャー,暴露反応妨害,随伴性マネジメント,ハビットリバーサル,動機づけ面接

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