2002,様々な治療法における診療・相談記録の書き方 行動療法 行動アセスメントと記録の仕方,そしてPOS,精神科臨床サービス,2巻2号,Pp201-205

2002 Medical records, POS BT, Seishinka Rinsho Service

成人の気分障害に対して診療を行う場合を対象にした。症例と記録例を提示し,行動療法のアセスメント方法を示した。
この論文のポイントを以下に示す。(1)診療録の基本はPOS(Problem Oriented System 問題志向システム)とPOMR(Problem Oriented Medical Record問題志向に基づく診療録)である。(2)問題解決志向の点で, POSと行動療法は同じである。問題リストを行動アセスメントによって作成し,記録をPOMRlこ従って行えば,それは良い行動療法の診療録になる。(3) 行動療法はアセスメントの技法を発達させてきた。その特徴は,以下のようになる。①問題をわかりやすいように扱いやすいように変えやすいように分ける。②さまざまな状況下で繰り返しアセスメントする。③作業仮説を立てる。④理屈よりも経過や結果を大事にする.

 

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