2019年6月22,23日 動機づけ面接2日間ワークショップ MI鹿児島勉強会

動機づけ面接を一言でいうとしたら、人を変えるための面接法ということになるでしょう。ここで置き去りにされがちな大事な事実は、他人を変えることは自分も変わるということです。対人援助職として動機づけ面接をしながら、変わるのはクライエントだけ、自分自身の考えや行動は全く変わらないとしたら、それはどこかがおかしいです。動機づけ面接もどきになっているのかもしれないし、クライエントを変えることに失敗しているかもしれません。

MIに出会って18年が経ちました。トレーナーも仕事の一つになってからは15年です。この間に私は歳をとるだけでなく、仕事の内容もフォーカスも変えてきました。講師の全体像をみなさんにお伝えするとしたらどうしたらいいでしょうか?

これ自体が今年2月初めに和訳が刊行されるMI-3(ミラー・ロルニックの原著第三版)の中に新しいMIのスキルとして取り上げられた情報提供の仕方になります。コツは許可を得て、情報は小出しにし、その都度相手に確認することです。私のことはどの程度ご存知ですか?まず今、お伝えしたいことはMI-3の翻訳にこの1年間をかけたことです。

ワークショップの内容

動機づけ面接(Motivational Interviewing, MI)とは協働的な会話によってクライエント自身から変わるための動機づけとコミットメントを引き出す方法です。カウンセラーはクライエント自身の考えや気持ち、矛盾を受容し、変化に関する言語に対して注目し、強化するようにします。この中で変わる理由を引き出し、それが具体的な計画に変わっていくことができればMIとしては成功です。メンタルヘルスにおける認知行動療法の実践の中では、この具体的な計画とはセルフモニタリングや服薬、エクスポージャー・スキルトレーニングに対するコミットメントということになるでしょう。

このワークショップはMIの初心者に対しては概略を知り、将来の技術習得への動機づけになるように、中級者に対しては認知行動療法の技法とMIが組み合わせられるように、上級者に対してはMIを指導できるようになることを目指しています。グループエクササイズの中でそれぞれが自分の課題に取り組めるようにします。

日本でもMIはいろいろな場面で使われるようになり、参考資料も豊富になってきました。長くお待たせしていたMillerとRollnickによる”Motivational Interviewing Third Edition Helping People Change”の日本語版も学会会場に並ぶ予定です。無料で学習ができるWEBサイトも増えてきました。

このワークショップに参加する方は”原井の情報公開”のホームページにあるMI関連の資料に目を通しておくようにしてください。動機づけ面接のページでは動画や漫画で学べるサイトへのリンクをご紹介しています。

参考:原井のホームページ:http://harai.main.jp/blog1

MIについてhttp://harai.main.jp/blog1/?page_id=441

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