原井宏明 (1992) 第15章森田療法と行動療法 一部分から全体へ一:森田療法を超えて―神経質から境界例へ. 内村英幸 編 (pp. 249–268). 東京: 金剛出版

内部感覚エクスポージャーを使った事例報告としては、私が知る限り日本語では初めてのものだろう。またこの事例はその後の35年間―私の年齢で考えれば、考えられる限りの最長―のフォローアップができている。そちらもいずれ紹介したい … 続きを読む

治療感想文「うつの治療を受けて」うつ病 40代女性 2007年

うつ病の始まり ある春,私は,息子の進路のことや夫との不仲,その他,度重なる心配事のため、どうにもしようもなくなっていました。更年期障害か何かだろうと考え、婦人科の門を叩いたのが、デパスとの出会いでした。 確か、不安な気 … 続きを読む

治療感想文「大学1年にうつ病になり、それから8年」うつ病(抗うつ薬維持療法中) 20代女性 2007年

今から8年前、大学1年の時に私はうつ病になりました。 高校の時は明るい性格でしたが、クラスのムードメーカーというわけでもなく、普通の女の子でした。ただ、今よりももっと真面目で、考え方も固かったと思います。 学校が進学校と … 続きを読む

治療感想文「うつ病になって」うつ病 20代女性 2007年

今年7月、私はうつ病になりました。性格はもともと明るく、友達からも相談などをよく受け、頼りにしてもらうことも多いように思います。 しかし、その反面、一度落ち込むとなかなか立ち直れない。人の目に自分はどううつっているんだろ … 続きを読む

治療感想文「30歳主婦 吐き気恐怖」パニック症 30代女性 2007年

私は30歳の主婦です。 1998年に結婚し、2007年現在8歳の長男、4歳の次男、3歳の長女の母親です。 2004年5月 私が「体調が何かおかしい」と気づいたのは長女を出産して3ヶ月ほど経ったころでした。 家族で車に乗っ … 続きを読む

治療感想文 パニック症  30代男性 2007年

はじめに 治療の段階において、大きな山場を乗り越えた感じがありますので感想文という形で、文章に致します。治療には関係のない内容もあるかとは存じますが、素直に書き出したいとの思いから書かせて頂きます。 主治医をはじめ病院の … 続きを読む

治療感想文「私が病気になってから」全般性不安症・持続性複雑死別障害・ベンゾジアゼピン依存  40代女性 2007年

X年1月- 年が明けて大寒の頃だった。 いつものように『情報誌』のグルメコーナーやショッピング欄をぼんやり見ていると、「うつ病」という文字が目についた。“教えてドクター”という見出しで「うつ病」に関しての病状や治療法そし … 続きを読む

治療感想文「気がかりが頭から離れない ~人生の目標を見つめ他人との関わり方を学ぶ」全般性不安症 40代女性 2007年

私は全般性不安症(障害)です。気がかりが頭から離れず、悪いことが起こると確信し、気持ちの切り替えが出来ません。特に、職場や子供の学校、居住地域などの対人関係や自分の居場所に不安を強く感じ、自分や家族について心配が絶えなか … 続きを読む

OCD患者さん治療感想文:曖昧なことを許す修行 スピッツさん(20代女性、曖昧さ恐怖・確認儀式)

3日間集団集中治療(3DI)に参加された患者さんから感想文を送っていただけました。許可を得てこちらに掲載します。OCDの会が出している患者感想文集「とらわれからの自由」の11号にも掲載する予定です。 今年の3月が初診、5 … 続きを読む